疲労を抜いたり、睡眠の質を高める呼吸法をふたつ。
もちろん、手足の冷えなどにも効果的ですのでお試し下さい。
基本は寝る前に、布団の中で行います。
仰向けで寝て、両手をお腹の上(へその下)におきます。
これが基本姿勢です
その1
鼻から息を吸います。
3秒吸って
3秒止めて
6秒かけて口から吐き出します。
簡単に言うと
ゆっくり吸って
ちょっと止めて
ゆっくりゆっくり吐く
特に秒数は気にしません。
タイミングの問題です。1:1:2くらいの割合ですね。
吸った時間に対して
倍の時間をかけて吐きます。
途中一瞬「溜める」のがコツ。
体をリラックスさせる呼吸法として簡単なものです。
この呼吸は5分から10分くらい続けると、「3時間分の休憩に相当する」といわれることもあります。
その2
鼻から息を吸います。が、
足の裏から空気を吸い上げます
(イメージだけで結構です)
足元から空気を吸い上げてお腹に溜めます。
お腹が一杯になったら胸を開き胸いっぱいに空気を入れます
次に首を膨らませのどに空気を溜め込みます
もういっぱいだ!というところまできたら顔を膨らまし、口の中に空気を溜め込みます
頭の先まで空気が一杯になったら、一気に吐き出します。
足元→下腹部→胸部→首→顔
と下から順に吸い込みます。
これは「限界呼吸」といわれるやり方で、数回やっていると全身の毛穴が開き汗が出てきます。カラダの毒素や疲労物質、老廃物を吐き出します。
足元から呼吸をするのは
「グランディング」といって、体調を整えるのに良い呼吸法です。
自分が植物になった感じですね。足元(根)から養分を吸い上げる、みたいなイメージです。
寝る前などはもちろん、仕事の合間や休憩中などにもいいですよね。
インターネットで「呼吸法」などを検索すると、色々なやり方が見つかります。
自分の気に入った方法が一番なので、必ずこうしなければ、と言うわけではありません。
息を吸う時は、太陽をイメージしたり、頭の上に光をイメージしたり
息を吐くときは、腹の中から黒い霧を吐き出すイメージとか
キレイな気を取り込んで、汚れた気を出しましょう、ということなんでしょうね。
イメージも力も確かに重要ですし、自律神経のバランスをとる、という意味でも呼吸は重要です。
体の機能は自分の意思とは無関係に、自律神経によって管理されています。
心臓の動き早くなれ!と思って早くはならないですよね。
自律神経によって制御されているもので、唯一意識で関与できるのが呼吸です。無意識でも、意識的にも呼吸はできます。
呼吸をコントロールして、自律神経をコントロールする。
と言うことは体の機能を呼吸でコントロールできます。
緊張している時
体調が悪い時
気分が落ち込んでいる時
呼吸は浅くなっています。
深い呼吸は体や気持ちの緊張を解きほぐしますから
何回やらなきゃ!とか
何分やるぞ!など 回数や時間にこだわらずに
身体が暖かくなってくるのを楽しみましょう。
心地よい睡眠への道しるべになります様に。
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