復活

自転車で坂を上っていると、目に付いた町内看板。

普段通いなれた道なのだが、気がつかなかった。自転車や徒歩でなければ、気づかないものですなぁ。

あれ?こんなところにバイク屋があるんだ…

まさか、と思って寄ってみると開いている…。営業時間を1時間半も過ぎているのに。

「すいませ~ん。…もう終わりですよね…」

原付のエンジンがかからないこと、セルは回ること、などを説明すると

「修理とかは出来ませんけど、状態くらいならみれますよ」と。

「え?…いいんですか?お時間よろしいんですか?」

「ええ。すこしくらいなら待ってますから。お近くでしょ?」

直線距離で約1㌔ってとこだな。
「30分くらいかかると思いますけど…。」と恐る恐る

「あ…はぁ。わかりました。」

あれ?もしかしてがっかりされた?

「すんません!すぐ持ってきます!」

もうとにかくダッシュで帰り、自宅から原付を押しながら走り出す。

「お待たせしました!お願いします!!」
気分は「幕の内一歩」全身汗びっしょり。額にもダラダラ流れる汗。

「あれ?おかしいなぁ…腐ってんな…」「あれ?ないなぁ」
「ついてるはずなんだけどなぁ」

原因は電装関係に決定。CDIに導通がないらしい。ライトやセルとは別らしい。へぇ。

バイク屋を後にし、家に戻る。

カウルを引っぺがし、配線をくまなく確認する。これか?これか?これか?
カプラーも外し、接点洗浄して戻す。テスターで導通、電圧も確認する。

…どうだ。

「ぶびびびびびびびびびびびび…」

かかっ…た…

非力ではあったがエンジン始動。むき出し状態のまま、(まるで盗難車の状態)近辺を走ってみる。

あぁ。らくちん。助かった…。なんか懐かしい感じすらする。

やっぱりプロの目は違いますな。キャブか?とかバッテリーか?とかじゃなく、スパッ!と言い切る。

餅は餅屋です。すばらしい!

また、夜中に横浜から出張し、鍵をその場で作成していただいた
かぎの安心24」さん、迅速丁寧に対応していただきまして、本当にありがとうございました。

中古で買って約7年。3万キロを走ればガタも来るでしょう。いままで何のトラブルも無かったし。タイヤとライトのバルブ、プラグを交換しただけだし。

教訓

素人の思い込みは危険

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