①先天的なもの
遺伝的・体質的なものや出産時に産道の中で脱臼する場合があります。
②オムツの当て方
生後間もない頃は、股関節周辺の筋肉が十分に発達していない為オムツの当て方に大きな影響があります。両脚を均等に開いてまっすぐに当ててあげましょう。
③転落・転倒
高い所から落ちたり、転倒した際に股関節やお尻を打った場合。
また転ばなくても、バランスをとろうと強く力んだり場合など。
④外傷・骨折
事故などで骨折したり、怪我をしたりすると、傷が治っても股関節にうけたゆがみが残ることがあります。
⑤牽引
機械や重しを使って引っ張る治療法です。治療後に痛みが増したり体調が悪くなった場合は要注意です。
⑥妊娠・出産
妊娠4ヶ月ごろになるとお腹が前に張り出してきます。バランスをとる為に両脚を外に開く用になります。
このままの状態で6ヶ月を過ごすと出産時に は股関節のゆがみが固定されてしまいます。
また、出産後は重かったお腹を支える必要がなくなり、股関節が徐々に戻ってくるものですが、中には均等にならなかったり、負担が かかっていた部分が残ってしまうこともあります。
⑦性交
特に女性の場合は、男性に比べると股関節に負担をかけやすくなります。
⑧スポーツ
健康の為に、と始めたスポーツの多くは股関節に大きな負担をかけます。
例えば力士や乗馬、重量挙げなどは常に両脚を左右に広げています。
野球やゴルフなど、脚を静止したまま同じ方向に腰をひねります。
⑨座禅
スポーツ同様に両脚を開いた状態で長時間過ごすので、あぐらの 組み方に気をつけましょう。
また長時間手の平を上に向けるのも 股関節同様、肩関節に負担をかけます。
⑩肥満
体重が増えると、重い体を支える為に踏ん張る為、自然に脚が 外側に向いていきます。肥満は心臓だけでなく、股関節にも大きな 負担をかけます。
⑪職業病
いつも横を向きながら仕事をする方、また長時間車の運転をする方、 アクセルとブレーキを踏み続けたり、片足にかかる負担が多いのでは?
⑫日常動作
誰にでも、姿勢や動作のクセがあります。
「寝る時は左向き」
自然にやってしまう楽な動きは、股関節のズレと重心の狂いに原因 があります。
コンパスなどは、短い針を中心に刺して円を書きます。短い側に重心があるほうが安定するのです。
例えば右脚の長い人は、短い左脚を軸にして右から動きます。結果的に動かす頻度が高くなり、さらにズレが大きくなっていきます。
股関節の転位は、様々な要因によって起こり、ちょっとしたきっかけで変化します。姿勢や体調が悪くなった原因は股関節に原因があるかもしれません。
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